5月13日(土) 13:30〜 呉ポートピア内くれシェンド
今回は、KUREHOと広島マックユーザーグループとの共同企画で、テーマは『ウェブアクセシビリティ』
あいにくの雨模様でしたが、講師に広島マックユーザーグループkeisoさんを迎え、KUREHO、マックユーザーグループ内外からたくさんの参加者があり、総勢24名の大盛況。
内容は次の通りでした。
■ウェブアクセシビリティ対応事例紹介■
■ウェブアクセシビリティとは?■
■障碍と対応方法■
■ウェブアクセシビリティお役立ちツールと参考サイト紹介■
まずは、官公庁と企業のサイト紹介から。
Web制作者ばかりではない参加者を見てとって講師keisoさん、まず具体的なサイトを見ての説明をしてくださり、解りやすく、とっつきやすい始まりとなりました。
■ウェブアクセシビリティ対応事例紹介■
官公庁では、
・外務省
・新潟県 新潟県ツールバーを提供して対応している。
・京都府
サイト対応の他、ウェブアクセシビリティ漫画小冊子の配布をしていた。(配布は終了)
・島根県
サイト右上に[よみあげ][ふりがな][おおきく(文字拡大)][いろ(文字色と背景色の変更)]のリンクボタン配置。
など様々な形で対応があることを紹介。
我が広島県は、サイト左側にある「らくらくWebナビ」リンクから「らくらくウェブ散策」ソフトをダウンロードするようにしている。ただ、「らくらくウェブ散策」は対応ブラウザがIEだけだったり、もうちょっと頑張りましょうな感じ。
企業では、
・富士通
かなり早くから自社ガイドラインを策定し対応していた。
・日本IBM
といったコンピュータ関連企業のほか、
・三越のギフト
・asahi.com
・goo
・野村證券
が、それぞれの業界で早く対応したそうだ。
『ウェブアクセシビリティ』とは、一言で言うなら『ウェブサイトのバリアフリー』
障碍者や高齢者にも配慮して全ての人に情報を利用できるようにするという点で、官公庁がまず取り組むのは当然と言える。
企業が対応するメリットとしては、
・(特にIT関連企業で)ウェブ関連製品がある場合に自社サイトで実践
・自社製品を利用してくれる全ての顧客(障碍者、高齢者、パソコン初心者など区別なく)への対応
・今後期待されるシニア市場を取り込む
・イメージアップ
などが考えられる。
■ウェブアクセシビリティとは?■
『年齢・身体の条件や障碍に関わらず、またPC環境の制限に関わらず、全ての人にとって操作・利用可能で利便性が高いこと』
『ウェブサイトのバリアフリー』
【規格・ガイドライン】
・W3C:WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)
Version.2.0(策定中)の日本語訳 ⇒日本規格協会内部組織INSTAC
・日本:JIS X8341
JISC日本工業標準調査会
・アメリカ:Section508(リハビリテーション法508条)
・EU:WAB(Web Accessibility Benchmarking Cluster)
ちょっと堅苦しい内容も、JIS規格の番号は“やさしい”の語呂合わせになっているとか、「アメリカのウェブページ制作の仕事をしたい!という人がいたら、Section508も見ておかないといけないですけどね(笑)」といったkeisoさんのお話で、和らいだ雰囲気に。
【対応する意味】
・高齢者や障碍者への配慮
・ウェブページの品質基準を高める
・ウェブスタンダード(W3Cにより推奨されているXHTML+CSS)
・SEO(検索エンジン対策)
googleはテキストブラウザでキレイに表示されれば検索で拾ってくれる確率が高くなるらしい
■障碍と対応方法■
【身体の障碍】
※病気や加齢によるもの、ケガなどによる一時的なもの。
パソコン初心者や子供など、経験・知識不足により操作に不自由がある場合も含めて。
・視覚障碍(視力、視野、色覚)
→テキストや画像ボタンの文字の大きさ・読みやすさ、色のコントラストに気を付ける
→ナレーションを付ける(この対応は難しい場合もあるので必要に応じて)
・聴覚障碍
→音声だけの表現を避ける
(例)動画コンテンツのナレーション、クイズの解答が「正解」「不正解」の音声だけ
→字幕や手話を入れたり、テキストの代替ページを用意する
・肢体障碍
→ボタンサイズを大きくする、ボタン配置をくっつけすぎない等の工夫をする
(マウス操作が難しい人向け)
【環境の障碍】
・端末の状態(画面サイズ、表示可能色数、スピーカーの有無)
・周辺の状態(騒音があって音が聞き取りづらいなど)
・ブラウザ(IE,Firefox,Safariといった一般的ブラウザの他、音声ブラウザやテキストブラウザもある)
ここで! KUREHO勉強会恒例、休憩おやつタ〜イム!
お茶菓子は各自持参なので、参加人数と同じくたくさ〜んの種類がありました。
ああ、しまった。どんなお菓子があったかメモしておけばよかった〜。美味しかったですよ〜。
写真は後で紹介するKUREHOメンバーのブログに掲載されていますので、見てくださいね。
そして、休憩の後は・・・。
■ウェブアクセシビリティお役立ちツールと参考サイト紹介■
【お役立ちツール】
どんなブラウザでも同じように表示できているかを見る手助けとなったり、CSSを無効にしたらどうなるかを確認できるツールなどの紹介があり、keisoさんが実際に画面で操作して見せてくださって、「へぇー」「おおー」と声があがる。
・safaritest
・lynxシミュレーター
テキストブラウザlynxをシミュレイトする。
・Web Developer
クッキー、Java、JavaScript、CSSなどを無効にする等、いろんな機能があって面白い。
CSSの機能がFirefoxでしか使えないのでインストールはFirefoxで。
※lynxシミュレーター,Web DeveloperはInfoaxiaサイトでダウンロード可能。
【参考サイト】
・富士通
・Infoaxia
・The Web KANZAKI
富士通は、最初の事例紹介でもあった通り、自社ガイドラインを設けているなど参考になるし、ウェブアクセシビリティ診断ツールもある。
The Web KANZAKI は、アクセシビリティやHTMLの説明をとても解りやすく書いてあり、ここ自体がアクセシビリティのお手本のようなウェブページ。
質疑応答で出た質問に、
「自分の欲しい情報のあるページをなかなか見つけられないサイトがある。こういうのもアクセシビリティが悪いと言うんでしょうか?」
というものがあり、
「それはユーザビリティ(使いやすいかどうか)という、アクセシビリティとは別の問題です。」
とのお答え。(横文字で似ているし、閲覧する方からしたら必要な情報にアクセスできないと思えるし、混同してしまいそう(^^ゞ)
こんな質問にも表れるように、「アクセシビリティに対応していることだけ」イコール「良いサイトと言える」かは疑問で、ウェブ制作は本当に様々な配慮をしてしなければいけないのですね。
まずは「バリアフリー」という観点からウェブページを見直してみよう! 全ての人に優しいウェブデザインをすることは、これから一番大切になる! と思える勉強会でした。
盛り沢山で、しっかり勉強させていただきました!
講師を引き受けてくださったkeisoさん、本当にありがとうございました。
KUREHOメンバーのブログを見ても、Webデザインや開発の仕事をしている人、していない人、様々な感想が上がっています。参加者それぞれの立場で得るところの多い勉強会だったようです。そちらもお読みくださいね。
⇒たかちゃんのブログ
⇒きよちゃんのブログ
⇒nanaさんのブログ
⇒OrangePekoeさんのブログ
⇒MAN3のブログ
⇒Azukiさんのブログ
⇒さとのブログ
勉強会が終わる頃には雨も上がり、きよちゃん家のお庭では、薔薇が露を宿してキラキラと咲き誇っていたそう。(^^)
第6回勉強会『ウェブアクセシビリティ編』
posted by Azuki at 00:00
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